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「Old Friends Tour」 レポ Part.2

(パート1をお読み出ない方はそちらかどうぞ)


真っ暗な会場のスクリーンに映像が流れる。

若かりし頃の、サイモン&ガーファンクルや、
その時々の世界事情の映像が流れた後、
何故か、京セラドームが映る。

「今こうして、ここに居る」

といった趣なのだろうが、唐突すぎる(笑)


そんなことを思っていた矢先、急に客席から歓声が。

ステージにはスポットライトを浴びた二人の姿が・・・!

眼鏡も忘れたし、よく見えない。

でも鳥肌がすごい。
空気が一瞬にして変わるとはこのことか。

そして、「Old Friends / 旧友」が演奏される。
演奏はポールのギターだけというシンプルな構成。

始まる前に、一曲目の予想をしていたのだが、見事的中。

ずっと鳥肌立ちっぱなしで、このまま鳥になるのかと思った。←



歌っている間、アーティがずっとシャツの袖を気にしてたのを見て、

「68歳になっても、昔と全然変わってないな~」

なんて、18歳の坊主ながら偉そうに思ってた。


でも、少し気になったのが、反響音。
席の問題なのか、左耳に入ってくる・・・

「えぇ・・・もしかしてハズレ席?」

なんて思ったのも束の間。

一曲目のシンプルな構成からは打って変わって、
バックバンドのギター、ベース、ドラムの効いた演奏が始まる。

「A Hazy Shade Of Winter / 冬の散歩道」だ。

この曲はそこまで贔屓にしていたわけではないのだが、
これまた鳥肌がすごかった!!さっきよりも更に。

このバックバンドの、えも言わぬ格好良さよ!!

心臓をわしづかみするような・・・。ズシズシくる。

一気に惚れた。
反響なんて、もうすでに忘れている。


続いての曲は「I Am Rock」

これは意外な選曲だった。
あまりやらないと聞いていた曲だったから。

「Rock feels no pain」という歌詞が思春期の心境を的確に描いている。

ここで、アーティのMCが入る。


アーティ 「コンバンハ!オーサカ!」

観客 「キャー! / イェーイ!」

アーティ 「アノー アノー・・・」

観客 「(爆笑)」

この後は、普通に英語で喋ってました。


そして、続いて演奏されたのが・・・

「America」
「Kathy's Song / キャシーの歌」

と、ちょっとしっとりめの曲。

「キャシーの歌」では、あまりに心地よすぎて、眠気が・・・

いかん!なんて罰当たりな!!
でも、「つまんない」とかじゃなくて、本当に心地よくて・・・


ここで、またまたアートのMCが入る。

「二人で会ったのが eleven years oldのとき」(もちろん英語)

「ア、ジュウイッサイネ」

「デュオを結成したのが、fifteen years oldのとき」(くどいが英語)

「ジュウゴサイネ」

と、また笑いを誘う。


自己紹介では、(これ自体必要なのかと思うのだけど。笑)

「アイ・アム・アート・ガーファンクル」

と片言チックに言うアーティ。


ポールが面白い人というイメージがあったが、
アーティも面白い人だったようで(笑)


そんなMCの後に歌われたのは、

「Hey, Schoolgirl」

これはサイモン&ガーファンクルが、
まだトム&ジェリーと名乗っていた時のシングル曲だ。

初めて聴いたが、良い曲だった。

そして、「Be Pop A Lula」

これはカヴァー曲(らしい)
原曲は知らないけど、ジョン・レノンのカヴァーは聴いたことがあった。

これまた良い曲だったので、是非原曲が入ったCDが欲しいものだ。


そして、あの印象的なイントロが流れ出す・・・

「Scarborough Fair/Canticle ・ スカボロフェアー/詠唱」だ。

何回も何回もピアノで練習した曲。
その分、この曲には思い入れも強いのだ。


次の曲も大好きな曲。

「Homeward Bound / 早く家に帰りたい」だ。

これはポールがイギリスに居た頃作った曲だ。
これまた心地よすぎて・・・(略)


たぶんこの間だったと思うが、サイモン&ガーファンクルの
生い立ちを振り返る、といった趣のVTRがあった。

しかし、BGMが

「The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)  / 59番街橋の歌」

だったのが、非常に残念。
大好きな曲だったので、是非生で聴きたかった。


そして、「Mrs.Robinson」へ。

アレンジが効いていて、イントロから判断できなかったため、
「And here's to you, Mrs.Robinson~♪」と歌いだした時は興奮した!

やっぱり、この曲は欠かせない!

お次は「Slip Slidin' Away」だ。

この曲は、ポールのソロ曲。

しかし、二人で歌っていたので、
完全にサイモン&ガーファンクルの曲だと思い込んでいた。

それほど、二人のハーモニーが素晴らしかったのだ。


ここからは、お互いのソロコーナー。3曲ずつ。

アーティのソロ曲は、

「Bright Eyes」
「A Heart In New York」
「Parfect Moment ~ Now I Lay Me Down To Sleep」

正直言って、アーティのソロは聴いたことがなかったので、
セントラルパークのコンサートのDVDで見た2曲目以外は
サッパリでした・・・

でも、2曲目は本当に良い曲。

「僕は日本が好きで、大阪から福井まで歩いた?ことがある」

「僕のホームタウン / 故郷のことを歌った曲を歌います」

みたいなことを言っていたように思います。
(英語リスリング力がないので、勘弁して下さい)


お次は、お待ちかね!ポールのソロコーナー!

曲目は

「The Boy In The Bubble」
「Graceland」
「Still Crazy After All These Years / 時の流れに」

なんて素晴らしい選曲!!

もう1曲目がグレイスランドからの選曲ってだけで、興奮しまくり!!
まさかこの曲が聴けるとは思ってなかったから!!

調べてみたら、名古屋公演?ではやらなかったようで。

ところどころ、ジェスチャーを加えながら歌うポールは本当に格好好い!

2曲目もグレイスランドからの選曲だし、もうノックアウト寸前。

そして、極めつけの「時の流れに」だわ!

全く声の衰えを感じさせないポールのヴォーカルが、
本当に素晴らしくて。もう言葉にできないほど良かった。


欲を言えば、

「50 Ways To Leave Your Lover / 恋人と別れる50の方法」

も聴きたかったけど、もう十二分に満足です。


(またまた続きます。ごめんちゃい)

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「Old Friends Tour」 レポ Part.1

昨日言った通り、本日はサイモン&ガーファンクルの
実に16年ぶりとなる、来日コンサートへと行ってきた。

場所は京セラドーム大阪。

名古屋ドーム、東京ドーム×2日に続いて、
彼らにとっては4回目の公演となる本公演。

これからも、武道館、札幌ドームの公演が控えている。

このコンサートの規模の大きさからして、
彼らがどれだけ偉大な人物か察しがつくだろう。

そんな偉大なミュージシャンと同じ時を共有した、
何物にも代えがたい大切な一日を事細かに、ここに記しておきたいと思う。

----------------------------------------------------------

今朝は11時に起床。

思ったより冷静。
それどころか、暑苦しくて気分が悪い。

(現実味がないのかな?)

少しドラクエを興じた後、昼食をとる。

「タモさんがいないいいともなんて、いいともちゃうわ!」なんて言いつつ。


昼食を終えてからは、汗を流すためシャワーへ。

そして、午後4時ごろ出発。


あ・・・、申し遅れたが、今回のコンサートの同行者は、
サイモン&ガーファンクルをリアルタイムに経験し、
また一ファンでもあった母親である。

サイモン&ガーファンクルが来日することを知ったときは、
いち早く母親に知らせた。すると、二つ返事に

「え!?サイモン&ガーファンクル!?」

「ほんまに来んの!?あのサイモン&ガーファンクルやろ!?」

「行く行く!!チケット絶対取ってや!!」

と返ってきた。


あのサイモン&ガーファンクルじゃなければ、
どのサイモン&ガーファンクルなのだろうか。

まぁ、言いたいことは分かるけれども。

あの時、確実にあの人は20歳近く若返っていた(笑)。


話を元に戻して・・・


「京セラドーム大阪の最寄駅は弁天町」

そう、母親が言っていて、何の疑いもなかった。

しかし、弁天町の一つ前の大正駅を過ぎたとき、
なんだか嫌なものが目に入る・・・


自分 「あれ、京セラドームちゃうの・・・?」

母親 「え?あれ、ちゃうやつちゃう?」


京セラドームらしき建物は遠ざかるばかり。
弁天町についても、京セラドームの「京」の字も見当たらない。


自分 「やっぱり、あれ京セラドームやったんやん!」

母親 「あれ~?なんか弁天町のイメージがあってんけどなぁ。ごめん!」


やれやれ。

一駅戻って、団体について行って、なんとか着いた。

untitled3.jpg

この曲線。まさしく京セラドームじゃないか。まったく!


到着したらもう、人!人!人!

しかも年齢層の高い人!人!人!(笑)


「エスカレーターは必ず手すりにつかまり、一人分づつ開けてお乗りください」

「階段を降りる時は、お足元に注意してお降り下さい」


なんてことを、拡声器を持った係りの人が言っていたが、
これは果して、いつも言っていることなのだろうか?(笑)


とは言いつつも、やはりスーパースター。
自分と同じ若い人の姿もちらほら見受けられた。


その人込みをかき分け、足早に向かうはグッズ売り場。

P1000570.jpg

絶対に手に入れたかったパンフレット。

でも、袋が貰えなかったので、ハンドバッグと
ついでにストラップとポスターも購入。

P1000569.jpg

まんまと主催者側の罠にはまってるが、
なんたってサイモン&ガーファンクル。べつに良い。

しかし、デザインが皆、昔の写真なのが気になる。

どうして今の写真を使わない?
今こうして再結成している彼らが、一番格好好いのに。


グッズを買った後は、夕飯を済ますため、
京セラドーム内を店探しのため徘徊。

と言っても、何処も彼処も人だらけ。

仕方なく長蛇の列に並び、ケンタッキーで腹ごしらえ。


そして、いよいよ会場へ。

一塁側の席。


思ってたより近い?

いや、近くはないか。


人が続々と流れ込んでくる。
圧倒的な人の量。やっぱりすごいな、ドーム。

10メートル近い、カメラの塔も立っている。

(これは、テレビ放送も期待出来る?)


あれやこれやしてるうちに、
時計の針は開演の7時を過ぎていた。

「もう始まる」

そう思うと、少し緊張してきた。


そしていよいよ、会場のライトが消えた。


(長くてごめんね。つづく)

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大切な一曲

P1000482.jpg

今日はちょっと真面目な内容?

自分は音楽が大好きです。死ぬときも音楽が流れる中、死にたいです。
そんな音楽の魅力に気づかせてくれた、大切な一曲を紹介したいと思います。

この写真に写ってる、三枚のアルバムに共通して収録されている楽曲・・・

『You've Got A Friend (邦題:君の友達)』という曲です。


この曲は、1971年、キャロル・キングのかの名盤、
『Tapestry (邦題:つづれおり)』(写真・真ん中)で初めて収録されました。

写真右はジェイムス・テイラー。
この曲を72年にカヴァー。大ヒットを記録しました。
ちなみに、コーラスにはキャロル・キング自身が参加しています。

写真左はダニー・ハサウェイ&ロバータ・フラック。
キャロル・キングが『ファンタジー』というソウル色の強いアルバムを発表したとき、
ダニー・ハサウェイのアルバムを周りに配っていたというのは有名な話。

知っているうちでは、桑田佳祐や鬼束ちひろなどの
日本のミュージシャンもライヴなどでカヴァーしています。

このように、「You've Got A Friend」の名の通り、
人種やジャンルの枠を超えて、皆に愛されていたのです。



では、僕がどうやってこの曲と出会ったかお教えしましょう。


きっかけは本当に偶然でした。

大した目的もなく、タワレコへ行っていた時のことです。

「ノラ・ジョーンズが良いよ」と言われたの思い出し、
ノラ・ジョーンズのアルバムを手に取ると、なにやら目立つシールが。

「2枚買ったら○○円!」

よくある、マルチバイってやつです。2枚買ったらお得でっせっていう。

「へぇ~。安くなるんだったら、もう1枚なんか買おうかな?」

と思って前を向いた時に、同じシールが貼ってあるアルバムが。



そのアルバムこそが『タペストリー』だったんです。



何百回とこの曲を聴いてるけど、聴く度に「良い曲だなぁ」と思います。

たまに、泣きそうになることもあります。
気づいたら、一緒に歌ってることもあります。

メロディーがめちゃくちゃ良いんね。
哀しくもあり、優しくもあり・・・本当に不思議な曲です。

そして、歌詞がまた素敵なんです。

著作権がうるさいので、一部だけ抜粋してみます。

Ain't it good to know that you've got a friend
When people can be so cold
They'll hurt you, and desert you
And take your soul if you let them
Oh, but don't you let them

You just call out my name
And you know wherever I am
I'll come running to see you again
Winter, spring, summer, or fall
All you have to do is call
And I'll be there
You've got a friend

友達がいるのが分かるって嬉しいことだね
人は時にとても冷たく
君を傷つけ、一人ぼっちにしてしまう
あきらめたなら、君の魂まで奪ってしまう
そんなことさせるわけにはいかないよ

僕の名前を呼ぶだけで良い
そしたら僕はどこにいても
君のもとに走ってゆくよ
冬でも、春でも、夏でも、秋でも・・・
僕の名前を呼ぶだけでいいさ
そしたらすぐに行くよ
君の友達だから


主語は I だから、僕と訳そうが私と訳そうが自由。

「友達」という個人的なテーマを取り上げて歌うというのは
当時、すごく珍しいことだったんです。

ここから、シンガー・ソングライターの時代が始まるわけですね。




大好きなキャロル・キングの曲はいっぱいあるけど、
この曲だけは特別です。墓場まで持っていきます。

この曲に出会えたことによって
(これと同時期にユーミンとの出会いもあったんですが)
音楽が本当に好きになって、色々と楽しむようになったのです。


キャロル、素敵な音楽をありがとう。


じゃあ、ここまで読んでくれて、興味を持ってくれた方のために。

You've Got A Friend / Carole King
http://www.youtube.com/watch?v=q7hDnKtc9oM

90年代前半に行ったライブの映像です。
オーディエンスとの合唱で涙腺が緩むこと必至です。


You've Got A Friend / James Tylor & Carole king
http://www.youtube.com/watch?v=Q7RPCFfudmU

ジェイムス・テイラーのカヴァーに、なんと!
キャロル・キングがピアノのみで参加している貴重映像!!

永久保存版。

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