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大切な一曲

P1000482.jpg

今日はちょっと真面目な内容?

自分は音楽が大好きです。死ぬときも音楽が流れる中、死にたいです。
そんな音楽の魅力に気づかせてくれた、大切な一曲を紹介したいと思います。

この写真に写ってる、三枚のアルバムに共通して収録されている楽曲・・・

『You've Got A Friend (邦題:君の友達)』という曲です。


この曲は、1971年、キャロル・キングのかの名盤、
『Tapestry (邦題:つづれおり)』(写真・真ん中)で初めて収録されました。

写真右はジェイムス・テイラー。
この曲を72年にカヴァー。大ヒットを記録しました。
ちなみに、コーラスにはキャロル・キング自身が参加しています。

写真左はダニー・ハサウェイ&ロバータ・フラック。
キャロル・キングが『ファンタジー』というソウル色の強いアルバムを発表したとき、
ダニー・ハサウェイのアルバムを周りに配っていたというのは有名な話。

知っているうちでは、桑田佳祐や鬼束ちひろなどの
日本のミュージシャンもライヴなどでカヴァーしています。

このように、「You've Got A Friend」の名の通り、
人種やジャンルの枠を超えて、皆に愛されていたのです。



では、僕がどうやってこの曲と出会ったかお教えしましょう。


きっかけは本当に偶然でした。

大した目的もなく、タワレコへ行っていた時のことです。

「ノラ・ジョーンズが良いよ」と言われたの思い出し、
ノラ・ジョーンズのアルバムを手に取ると、なにやら目立つシールが。

「2枚買ったら○○円!」

よくある、マルチバイってやつです。2枚買ったらお得でっせっていう。

「へぇ~。安くなるんだったら、もう1枚なんか買おうかな?」

と思って前を向いた時に、同じシールが貼ってあるアルバムが。



そのアルバムこそが『タペストリー』だったんです。



何百回とこの曲を聴いてるけど、聴く度に「良い曲だなぁ」と思います。

たまに、泣きそうになることもあります。
気づいたら、一緒に歌ってることもあります。

メロディーがめちゃくちゃ良いんね。
哀しくもあり、優しくもあり・・・本当に不思議な曲です。

そして、歌詞がまた素敵なんです。

著作権がうるさいので、一部だけ抜粋してみます。

Ain't it good to know that you've got a friend
When people can be so cold
They'll hurt you, and desert you
And take your soul if you let them
Oh, but don't you let them

You just call out my name
And you know wherever I am
I'll come running to see you again
Winter, spring, summer, or fall
All you have to do is call
And I'll be there
You've got a friend

友達がいるのが分かるって嬉しいことだね
人は時にとても冷たく
君を傷つけ、一人ぼっちにしてしまう
あきらめたなら、君の魂まで奪ってしまう
そんなことさせるわけにはいかないよ

僕の名前を呼ぶだけで良い
そしたら僕はどこにいても
君のもとに走ってゆくよ
冬でも、春でも、夏でも、秋でも・・・
僕の名前を呼ぶだけでいいさ
そしたらすぐに行くよ
君の友達だから


主語は I だから、僕と訳そうが私と訳そうが自由。

「友達」という個人的なテーマを取り上げて歌うというのは
当時、すごく珍しいことだったんです。

ここから、シンガー・ソングライターの時代が始まるわけですね。




大好きなキャロル・キングの曲はいっぱいあるけど、
この曲だけは特別です。墓場まで持っていきます。

この曲に出会えたことによって
(これと同時期にユーミンとの出会いもあったんですが)
音楽が本当に好きになって、色々と楽しむようになったのです。


キャロル、素敵な音楽をありがとう。


じゃあ、ここまで読んでくれて、興味を持ってくれた方のために。

You've Got A Friend / Carole King
http://www.youtube.com/watch?v=q7hDnKtc9oM

90年代前半に行ったライブの映像です。
オーディエンスとの合唱で涙腺が緩むこと必至です。


You've Got A Friend / James Tylor & Carole king
http://www.youtube.com/watch?v=Q7RPCFfudmU

ジェイムス・テイラーのカヴァーに、なんと!
キャロル・キングがピアノのみで参加している貴重映像!!

永久保存版。

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