まつろぐ
久しぶりに再開したけど、相変わらずの不定期更新。過去記事の仕分けは大体完了。
名盤コレクション Vol.2
今日、急遽泊まりに行くことになりまして・・・
だから、また自己満の記事でも書き逃げしておきます。
今度聴こうかなと思ってくれたら、幸い。
本日は日本でも、というより日本で人気のこのグループ・・・
Now & Then(1973) / Carpenters
★ジャケット
まず、この赤いフェラーリがかなり印象的!!
バックに見える家はカレンとリチャードの実際の住まい。
二人は親日家だったため、庭は日本庭園であり、
しかも、その中にある鳥居にはカタカナで、
「リチャード」「カレン」と書いてあるそうです。
最近、現持ち主がこの家を取り壊そうとして、
ファンからの抗議活動を受けるという事件が起きたほど、
この家はファンにとって、メッカ的存在なのでしょう。
★コンセプト
この作品はレコードの特性を活かした作品です。
タイトルの『Now & Then』から分かるよう、
A面では「今」が歌われ、B面では「あの頃」が歌われています。
つまり、A面とB面で全く違うコンセプトなのです!
レコードはA面からB面に移る時には、
絶対に手動でひっくり返さなきゃならなかった。
(一部にはそれを自動でやってくれるプレイヤーもあったそうですが)
その作業が気持ちの切り替えに作用し、まぁ、二度美味しい状態だったわけです。
★A面
01.Sing
リコーダーの印象的なソロから始まるこの曲は、
みんなどこかで一度は聴いたことあるんじゃないでしょうか?
この曲は元々、セサミストリートの曲ですが、
今やこちらの方が有名に。
02.This Masquerade
日本ではこの曲をシングルカットしたいという意向があったそうですが、
当時のシングルは3分間のものが主流で、5分間あるこの曲は結局シングルになりませんでした。
03.Heather
インスト曲のため省略。
04.Jambalaya (On The Bayou)
ダイナマイト娘として知られる
ブレンダ・リーのヒット曲のカヴァー。
(ちょっと余談)
このブレンダ・リーのダイナマイトを、
椎名林檎率いる東京事変がカヴァーしています。
結構、原曲はドスの効いた歌い方なのですが、
カレンが歌うとなんでも優しくなってしまいますね。良いです。
日本では独自にシングルカットされ、ヒットしました。
ちなみにジャンバラヤとは、スペイン料理のパエリアを
南アメリカ風にアレンジた食べ物だそうです。
Jambalaya and a crawfish pie and fillet gumbo
'Cause tonight, I'm gonna see my ma cher a mi-o
料理はジャンバラヤにザリガニのパイ、
そしてヒレ肉入りのオクラのスープ
今夜私は良い人と会えるのよ
なんだかえげつない料理ですね。笑
05. I Can't Make Music
A面のトリを飾るのがこの曲。
カーペンターズらしいバラードに仕上がっており、個人的に大好きな作品です!
この頃は、二人とも多忙で、創作意欲が萎えていたそうです。
And I can't make music
No I can't make rhyme
No I can't do anything
To take me away this time
私には音楽が作れない
歌詞も思い浮かばない
こんな自分をなんとかしたいけど、
何にもできないでいる私
ランディ・エルデマンの作品ですが、
歌詞がこの頃の二人の状況を言い当てて名です。
★B面
06.Yesterday Once More
さぁさぁ、いよいよB面ですよ!
この作品の肝はここからです!
この曲はカーペンターズの代表曲の一つなんで、
さすがにみんな知ってるでしょう!
When I was young
I'd listen to tha radio
Waitin' for my favorite songs
When they played I'd sing along
It made me smile.
若い頃は
好きな曲を待ちながら
よくラジオを聴いていたわ
そしてその曲がかかると、ニコニコしながら
一緒に口ずさんだものだった
Every Sha-la-la-la
Every Wo-o-wo-o
Still shines
Every sing-a-ling-a-ling
That they're startin' to sing's
So fine
今でも"シャラララ"や“ウォウ・ウォウ”の
コーラスの一つ一つが
光り輝いているわ
“シング・ア・リング・ア・リング”と
歌い始めるのも
とても素敵
と、「今」から「あの頃」を歌い、
「今」と「あの頃」の懸け橋的役割を果たす曲になっているわけです。
ちなみに、この曲はリチャード作曲です。
そして、こっからオールディーズ(「あの頃」の曲)メドレーです!
A)Fun, Fun, Fun
ビーチ・ボーイズの初期の名曲を、
リチャードがリードヴォーカルでカヴァー。
いかにもカリフォルニア!
B)The End Of The World
スキーター・デイヴィスという女性カントリー歌手のヒット曲。
竹内まりやなど、様々なアーティストにカヴァーされています。
C)Da Doo Ron Ron
出たよ!出たよ!
この曲、何回ここで紹介したことか!笑
フィルスペクター・プロデュースのグループ、クリスタルズのヒット曲。
これほどウキウキする曲はない!
ロネッツの「私のベイビー」よりも好き。ガールズ・ポップの最高傑作!
D)Deadman's Curve
この曲はジャン&ディーンズというグループのヒット曲。
このグループについては全く知識がないのですが、
ビーチ・ボーイズばりのビーチ・グループらしい!笑
E)Johnny Angel
これまた好きな曲だ!
印象的なコーラス(ジャニーエンジェール♪)から始まる、
可愛らしい曲です。バックの「シャラン・シャラン」も良い。
シェリー・フェブレーという女優が歌ったものらしい。
これも竹内まりやがカヴァーしてた記憶あり。
F)The Night Has A Thousand Eyes
ボビー・ヴィーという人の作品らしい。
これもリチャードがメインヴォーカルを務めます。
G)Our Day Will Come
ルビー&ザ・ロマンティックスというグループのヒット曲。
このグループの名前が、いかにも60年代で良いですね!笑
『A Song For You』収録の「Hurting Each Other」もこのグループのカヴァー。
H)One Fine Day
これまたきました!!
「Da Doo Ron Ron」と双璧をなす、ガールズポップの最高傑作だと思ってます!←
この曲はシフォンズのヒット曲で、作曲はキャロル・キング!
“これぞウキウキ”なピアノソロから始まり、
「シュビドゥビドゥビドゥビパッパ」のコーラスも最高!!
このイントロはテレビのタイトルコールとかに使われてたりするので、
もしかしたら知っている人もいるかもしれない。
7.Yesterday Once More (Reprise)
そして、最後はまたこの曲で締めるという構成です。
★まとめ
オールディーズ・メドレーでは、
「Yesterday Once More」の「ラジオ」にかけて、
ラジオのショー形式で、途中DJの説明が入ります。
その繋ぎが本当に素晴らしい。
では、なんでB面が1曲をのぞき、全てカヴァーなのかというと、
上でも言ったように、彼らが「I Can't Make Music」だったからです。
そこで、苦肉の策として、ライヴで披露して好評だった、
オールディーズ・メドレーを収録したわけですが、
それはオリジナルをもしのぐ素晴らしい出来だったのです。
本当にリチャードの選曲のセンスは素晴らしいと思います。
「ここまで潔癖のポップスもある意味、恐ろしい」と、
誰かが言ってたような気がしますが、本当にアレンジに毒がない。
日本人好みの良質なポップスを作り上げてくれるグループでしたね。
★数曲ピックアップ
04.Jambalaya
http://www.youtube.com/watch?v=UVaUtstGdAI
05. I Can't Make Music
http://www.youtube.com/watch?v=mja-gfJicfY
06. Yesterday Once More
http://www.youtube.com/watch?v=t0oroGJusBg
オールディーズ・メドレー原曲
Fun, Fun, Fun / The Beach Boys
http://www.youtube.com/watch?v=wpP7tWXjcnc
Da Doo Ron Ron / The Crystals
http://www.youtube.com/watch?v=dqgtsai2aKY
Johny Angel / Shelley Fabares
http://www.youtube.com/watch?v=WB8p4HOU7Wc
One Fine Day / The Chiffons
http://www.youtube.com/watch?v=J8LmTaVrPl8
ではでは\(^o^)/
だから、また自己満の記事でも書き逃げしておきます。
今度聴こうかなと思ってくれたら、幸い。
本日は日本でも、というより日本で人気のこのグループ・・・
Now & Then(1973) / Carpenters
★ジャケット
まず、この赤いフェラーリがかなり印象的!!
バックに見える家はカレンとリチャードの実際の住まい。
二人は親日家だったため、庭は日本庭園であり、
しかも、その中にある鳥居にはカタカナで、
「リチャード」「カレン」と書いてあるそうです。
最近、現持ち主がこの家を取り壊そうとして、
ファンからの抗議活動を受けるという事件が起きたほど、
この家はファンにとって、メッカ的存在なのでしょう。
★コンセプト
この作品はレコードの特性を活かした作品です。
タイトルの『Now & Then』から分かるよう、
A面では「今」が歌われ、B面では「あの頃」が歌われています。
つまり、A面とB面で全く違うコンセプトなのです!
レコードはA面からB面に移る時には、
絶対に手動でひっくり返さなきゃならなかった。
(一部にはそれを自動でやってくれるプレイヤーもあったそうですが)
その作業が気持ちの切り替えに作用し、まぁ、二度美味しい状態だったわけです。
★A面
01.Sing
リコーダーの印象的なソロから始まるこの曲は、
みんなどこかで一度は聴いたことあるんじゃないでしょうか?
この曲は元々、セサミストリートの曲ですが、
今やこちらの方が有名に。
02.This Masquerade
日本ではこの曲をシングルカットしたいという意向があったそうですが、
当時のシングルは3分間のものが主流で、5分間あるこの曲は結局シングルになりませんでした。
03.Heather
インスト曲のため省略。
04.Jambalaya (On The Bayou)
ダイナマイト娘として知られる
ブレンダ・リーのヒット曲のカヴァー。
(ちょっと余談)
このブレンダ・リーのダイナマイトを、
椎名林檎率いる東京事変がカヴァーしています。
結構、原曲はドスの効いた歌い方なのですが、
カレンが歌うとなんでも優しくなってしまいますね。良いです。
日本では独自にシングルカットされ、ヒットしました。
ちなみにジャンバラヤとは、スペイン料理のパエリアを
南アメリカ風にアレンジた食べ物だそうです。
Jambalaya and a crawfish pie and fillet gumbo
'Cause tonight, I'm gonna see my ma cher a mi-o
料理はジャンバラヤにザリガニのパイ、
そしてヒレ肉入りのオクラのスープ
今夜私は良い人と会えるのよ
なんだかえげつない料理ですね。笑
05. I Can't Make Music
A面のトリを飾るのがこの曲。
カーペンターズらしいバラードに仕上がっており、個人的に大好きな作品です!
この頃は、二人とも多忙で、創作意欲が萎えていたそうです。
And I can't make music
No I can't make rhyme
No I can't do anything
To take me away this time
私には音楽が作れない
歌詞も思い浮かばない
こんな自分をなんとかしたいけど、
何にもできないでいる私
ランディ・エルデマンの作品ですが、
歌詞がこの頃の二人の状況を言い当てて名です。
★B面
06.Yesterday Once More
さぁさぁ、いよいよB面ですよ!
この作品の肝はここからです!
この曲はカーペンターズの代表曲の一つなんで、
さすがにみんな知ってるでしょう!
When I was young
I'd listen to tha radio
Waitin' for my favorite songs
When they played I'd sing along
It made me smile.
若い頃は
好きな曲を待ちながら
よくラジオを聴いていたわ
そしてその曲がかかると、ニコニコしながら
一緒に口ずさんだものだった
Every Sha-la-la-la
Every Wo-o-wo-o
Still shines
Every sing-a-ling-a-ling
That they're startin' to sing's
So fine
今でも"シャラララ"や“ウォウ・ウォウ”の
コーラスの一つ一つが
光り輝いているわ
“シング・ア・リング・ア・リング”と
歌い始めるのも
とても素敵
と、「今」から「あの頃」を歌い、
「今」と「あの頃」の懸け橋的役割を果たす曲になっているわけです。
ちなみに、この曲はリチャード作曲です。
そして、こっからオールディーズ(「あの頃」の曲)メドレーです!
A)Fun, Fun, Fun
ビーチ・ボーイズの初期の名曲を、
リチャードがリードヴォーカルでカヴァー。
いかにもカリフォルニア!
B)The End Of The World
スキーター・デイヴィスという女性カントリー歌手のヒット曲。
竹内まりやなど、様々なアーティストにカヴァーされています。
C)Da Doo Ron Ron
出たよ!出たよ!
この曲、何回ここで紹介したことか!笑
フィルスペクター・プロデュースのグループ、クリスタルズのヒット曲。
これほどウキウキする曲はない!
ロネッツの「私のベイビー」よりも好き。ガールズ・ポップの最高傑作!
D)Deadman's Curve
この曲はジャン&ディーンズというグループのヒット曲。
このグループについては全く知識がないのですが、
ビーチ・ボーイズばりのビーチ・グループらしい!笑
E)Johnny Angel
これまた好きな曲だ!
印象的なコーラス(ジャニーエンジェール♪)から始まる、
可愛らしい曲です。バックの「シャラン・シャラン」も良い。
シェリー・フェブレーという女優が歌ったものらしい。
これも竹内まりやがカヴァーしてた記憶あり。
F)The Night Has A Thousand Eyes
ボビー・ヴィーという人の作品らしい。
これもリチャードがメインヴォーカルを務めます。
G)Our Day Will Come
ルビー&ザ・ロマンティックスというグループのヒット曲。
このグループの名前が、いかにも60年代で良いですね!笑
『A Song For You』収録の「Hurting Each Other」もこのグループのカヴァー。
H)One Fine Day
これまたきました!!
「Da Doo Ron Ron」と双璧をなす、ガールズポップの最高傑作だと思ってます!←
この曲はシフォンズのヒット曲で、作曲はキャロル・キング!
“これぞウキウキ”なピアノソロから始まり、
「シュビドゥビドゥビドゥビパッパ」のコーラスも最高!!
このイントロはテレビのタイトルコールとかに使われてたりするので、
もしかしたら知っている人もいるかもしれない。
7.Yesterday Once More (Reprise)
そして、最後はまたこの曲で締めるという構成です。
★まとめ
オールディーズ・メドレーでは、
「Yesterday Once More」の「ラジオ」にかけて、
ラジオのショー形式で、途中DJの説明が入ります。
その繋ぎが本当に素晴らしい。
では、なんでB面が1曲をのぞき、全てカヴァーなのかというと、
上でも言ったように、彼らが「I Can't Make Music」だったからです。
そこで、苦肉の策として、ライヴで披露して好評だった、
オールディーズ・メドレーを収録したわけですが、
それはオリジナルをもしのぐ素晴らしい出来だったのです。
本当にリチャードの選曲のセンスは素晴らしいと思います。
「ここまで潔癖のポップスもある意味、恐ろしい」と、
誰かが言ってたような気がしますが、本当にアレンジに毒がない。
日本人好みの良質なポップスを作り上げてくれるグループでしたね。
★数曲ピックアップ
04.Jambalaya
http://www.youtube.com/watch?v=UVaUtstGdAI
05. I Can't Make Music
http://www.youtube.com/watch?v=mja-gfJicfY
06. Yesterday Once More
http://www.youtube.com/watch?v=t0oroGJusBg
オールディーズ・メドレー原曲
Fun, Fun, Fun / The Beach Boys
http://www.youtube.com/watch?v=wpP7tWXjcnc
Da Doo Ron Ron / The Crystals
http://www.youtube.com/watch?v=dqgtsai2aKY
Johny Angel / Shelley Fabares
http://www.youtube.com/watch?v=WB8p4HOU7Wc
One Fine Day / The Chiffons
http://www.youtube.com/watch?v=J8LmTaVrPl8
ではでは\(^o^)/
PR
この記事にコメントする
むだい
あっNow&Thenってアルバムの名前やったんか!
Carpentersは歌詞無くても聞き取りやすい(ジャンバラヤは例外;)からええわぁ~。
Carpentersは歌詞無くても聞き取りやすい(ジャンバラヤは例外;)からええわぁ~。
- コケ
- 2009/08/05(Wed)23:37:02
- 編集
無題
高校の時、クラブの顧問に「Yesterday Once More
はギターで弾けるようにしなさい」って言われて練習してたわーw今は無理やけど/(^o^)\
はギターで弾けるようにしなさい」って言われて練習してたわーw今は無理やけど/(^o^)\
- もり
- 2009/08/06(Thu)10:37:53
- 編集
●コケどん
そうやぞい!
アルバムやぞい!
カレンの発音はめちゃくちゃ綺麗やからな~♪
ジャンバラヤは「韻」重視で、歌詞の意味はよく分からんな。笑
アルバムやぞい!
カレンの発音はめちゃくちゃ綺麗やからな~♪
ジャンバラヤは「韻」重視で、歌詞の意味はよく分からんな。笑
- まつ
- 2009/08/06(Thu)22:43:10
- 編集
●もりさん
青春やな~!笑
ギター自体は結構弾けたりして?
ギター自体は結構弾けたりして?
- まつ
- 2009/08/06(Thu)22:44:39
- 編集
この記事へのトラックバック
- この記事にトラックバックする
カレンダー
最新記事
(12/29)
(08/08)
(07/08)
(03/28)
(03/05)