まつろぐ

「最近の更新率は、ブログ開設当初を彷彿させるな」とお思いの、
まつろがーの方々、こんばんは。今日もごゆるりとお付き合いを。


今日はいつもと違う日曜日。
少し遠出して、かのイベントへと。

電車に揺られること2時間近く。

ええ、行って参りました。





兵庫県立美術館。だまし絵展にて候。

いや、本当にハチくん、ごめんなさい。
どうしても受験生を一日連れまわすのが気が引けてしまって。

また、いつぞや何処かへ。


それはさておき、これがまた人気の展覧会でね。
入場制限がかかってるほど。といっても10分だけども。


先ず、感想から述べようかな・・・



兎にも角にも楽し！！
美術の知識がなくとも、イッツ・オーライ！


といった感じかな。


昔の西洋美術から、日本画、果ては現代美術まで、
多様なだまし絵が世界から集結していて、一向に飽きない。

しかも、最も敬愛する画家、歌川国芳の画も沢山。
また、なかなか敬愛する画家、ダリやエッシャーの画も沢山。


幾つか展示されていた作品をご紹介したい。
行けなかったor行かないつもりの人々に、気分だけでも。






今回の目玉はなんといってもコレ。
アルチンボルトの代表作。

なんとこれ、皇帝の肖像画だというからビックリ。
顔と体が野菜や果物、花で全て出来ている。

今回展示されていなかったのだが、
歌川国芳の「みかけはこわゐがとんだいゝ人だ」に通じるところがある。

図録には一つ一つ、鼻は洋ナシだとか、
目はブラックチェリーだとか解説が付いていて面白い。


そして、余談だが驚いたことに、
これがプリントされたチケットをデジカメで撮影しようとしたら、
なんと顔認識したのだ！！笑


デジカメまでもだます恐ろしさよ。



次。





やはり、歌川広重という人は興味深い。

この作品は初めて目にしたのだが、
なんと所謂、宴会芸のハウトゥーを描いた作品だそうだ。

画質が悪くて申し訳ないが、
「障子越しに見える影は実はこうなってんだよ」という、
まぁなんともユニークな作品である。

上は富士山、下は橋の欄干？だ。
このシリーズは他にも沢山展示してあった。嬉し。


次。



ザ・だまし絵アーティスト、エッシャーの画「上昇と下降」。
有名な作品なので、見たことがある人も多いかもしれない。

画像が小さくて分かりづらいが、
建物上部の階段はずっと登り続けている、
または降り続けている、というなんとも不思議な絵。

他にもエッシャーの代表作が数多展示してあった。すごい。


次。





現代美術のコーナーから。

「これのどこがだまし絵？ただのミニチュアじゃん！」

と思った、そこの貴方。貴方は既にだまされている。

自分自身、説明書きを見るまで分からなかったのだが、
実はコレ、ミニチュアでもなんでもなく、実際の「風景」の写真なのだ。

これが実際の風景だと言われても納得がいかないかもしれない。
でも、本当に現実の一瞬を切り取った写真なのだそうだ。

これは本城直季とい写真家の作品。
この展覧会で名前を知って、惚れ込んだ。

いつか、写真集を買いたいと密かに企んでいる次第だ。




とまぁ、他にも驚かされる画がいっぱいあったのだが、
長くなると面倒だろうから、この辺で作品の紹介は終えることにする。


とにかく、普通の展覧会ではない！
まず、すこぶるにぎやかだ。家族連れも多い。

館の人も注意することなく、みんなで

「これはこうなってんだ。これはどこがだまし絵なんだ？」

と楽しんでいるのが印象的。


もちろん、図録も買った。
お金がすっからかんになってしもうたけども。




まぁ、なにはともあれ良い休日だった。

11月3日までやっているから、
行きたい人は是非どうぞ。


ではでは！
文体が読みにくかったらごめんなさい！



どろん！

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